繊細さんは病気じゃない！繊細さんの性質と感じている生きづらさとは？

「繊細さんって最近よく耳にするけど、どんな人なんだろう？」と気になっている方や、「もしかしたら自分は繊細さんなのかもしれない」と悩んでいる方はいませんか？

この記事では、繊細さんって何？どんな人なの？という疑問を解消していきます。

繊細さんとは？
まとめ

繊細さんとは？

繊細さんってどんな人？

繊細さんは、別の名をHSP（Highly Sensitive Person）と言います。

このHSPとは、1996年にアメリカの心理学者であるエレン・N・アーロン博士が提唱した比較的新しい心理学概念です。

では一体、繊細さん（HSPさん）とは何か。どんな人なのかというと、【生まれつき非常に感受性が強く敏感な気質を持った人】です。

HSPという名前だけを聞くと、それって病気なの？と思う方もいると思いますが、それは違います。

HSPは病気ではなく、先天的な気質、生まれ持った特徴なのです。

繊細さん（HSPさん）は、人口の15%～20％、およそ5人に1人です。

この記事を書いている私も、5人に1人の繊細さん(HSPさん)です。

でも、生まれつき非常に感受性が強くて敏感な気質を持っているだけでは、繊細さんのイメージが湧かないと思うので、いくつか繊細さんの特徴をご紹介します。

繊細さんの特徴

①情報を深くまで処理する。
その場の雰囲気や人の空気を深く読み取り、周囲の変化や感情などの察知能力が高い。しかし、情報を読み取りすぎてしまうため、必要以上に疲れてしまう。

②あらゆる刺激を受けやすい。
五感で受ける刺激や、人の発するエネルギーや纏っている雰囲気などの五感以外で感じる刺激にも反応してしまう。例えば、人ごみの物音や光・食べ物の味やにおい・気候の変化・身に付けているもの・表情などがある。

③共感しやすい。
親や友人、恋人など自分の周りにいる人の感情を読み取り、自分が体験したかのように考えてしまったり、映画やドラマなどに凄く感情移入をしやすい。

④人との境界線が薄くて脆い。
自分のテリトリーやバリアのようなものが薄くて脆いので簡単に様々な影響を受けてしまう。相手に同調してしまったり、周りの感情を受け取りやすいため、自分の本音を見失いやすい。

⑤自己肯定感が低い。
対人関係において、良心的で相手を優先して考えてしまうため些細な事でも自分が悪いのではないか。と気にしてしまう。自分を責めて、悪い方向に考えてしまう為、自分に自信が持てなくなる。

この５つはあくまで、繊細さんの代表的な特徴であり、もっと細かく見ると数えきれないほどあります。

この特徴をみて、もしかしたら自分は繊細さんかも。と思った方は次のセルフチェックで何個当てはまるかを数えてみてください。

繊細さんセルフチェック

○周りの些細な変化に良く気付く。
○周りの人の気分に左右されやすい。
○強い光や匂い、サイレンやクラクションの音に圧倒されやすい。
○痛みにとても敏感。
○想像力が豊かで、想像の世界にふけりやすい。
○絵画などの美術や音楽に深く感動し、心動かされる。
○コーヒーを飲むとすぐに眠れなくなってしまう。
○忙しい日が多いと1人の時間がほしくなったり、逃げたくなる。
○他人を優先して行動してしまう。
○些細な事にも驚いてしまう。
○周りの人が困っている事や嫌だと思っている事、求めている事にすぐ気づく。
○たくさんの事を1度に頼まれるのは避けたい。
○ミスや物忘れをしないように常にチェックをしている。
○自分の周りでたくさんの出来事が起こると、どっと疲れてしまう。
○空腹になると集中できなくなったり、気分が落ち込んだりする。
○生活の変化に混乱し、慣れるまで時間が必要。
○暴力的な表現のある映画などは出来るだけ避ける。
○日常生活の中で、動揺してしまう状況を避けるようにしている。
○周りと競争させられたり観察されると実力が発揮できない。
○優しい香りや味、音楽を好む。
○周りの人から「敏感だ」「内気な方だ」と言われた事がある。