これまで繊細さん(HSPさん)について、紹介してきましたが、その繊細さんには3つの種類があります。
1つ目が、HSPと言われる内向型の繊細さんになります。
2つ目が、HSS型HSPと言われる刺激探求型の繊細さんです。
3つ目が、HSE型HSPと言われる外向型の繊細さんです。
1つ目の内向型繊細さんについては、これまでの記事で紹介してきましたので、今回は2つ目の刺激探求型繊細さん(HSS型HSP)をご紹介します。
「繊細さんの特徴に当てはまるんだけど、ちょっと違う気もする。」
「出かける事は好きなのに、なぜか凄く疲れてしまう。」なんて悩んでいる人は居ませんか?
悩んでいるアナタはもしかしたら、刺激を求めてしまう刺激探求型繊細さん(HSS型HSP)かもしれません。
HSS型HSPってなに?
HSS型HSPは、別名:刺激探求型と言われています。
外部からの刺激に対して非常に敏感だけど、刺激を求めずにはいられない!という矛盾を抱えた繊細さんです。繊細さんであるHSPを提唱したアーロン博士の研究によると、HSPの3割がHSS型と言われ、人口の約6%と言われています。ちなみに繊細さん(HSPさん)は人口の約20%です。
一見、外向的にも見えますが、人との関わりが苦手なので、内向型の繊細さんに分類されます。
では、刺激探求型の繊細さんはどんな特徴があるのでしょうか?
刺激探求型繊細さんの特徴
○刺激を求めて外出するが、外に出ると人ごみや騒音が気になり、ぐったり疲れる。
○やってみないと分からないと思っているけど、結局考えすぎてチャレンジできない。
○やる気満々で物事に取り組むが、すぐに飽きてしまう。
○周りからは明るく元気だと思われるが、実際は違っている。
○周りからは落ち着いているように見られるが、実際、心の中では焦っている。
○初対面の時は打ち解けるのが早く、得意だが、次第に距離が出てしまう。
○自虐ネタで笑いを取ろうとするが、人からいじられると傷つく。
○大胆な行動は出来るのに、小さなミスを引きずってしまう。
○好奇心旺盛だが、常に何かを警戒している。
○自己肯定感が低いが、プライドは持っている。
以上が刺激探求型繊細さんの特徴になります。
いくつか当てはまった人は、刺激探求型繊細さんに当てはまるかもしれません。
刺激探求型繊細さんの抱えている悩み
刺激探求型の制裁さんは、周囲からは、とても社交的で頼りになるイメージを持たれますが、当の本人は周囲のイメージと違い、家に帰るとぐったり疲れてしまったりと矛盾する気持ちに苦しんでいるのです。
刺激を求める気持ちと刺激に敏感に反応してしまう気質が常にぶつかりあっているのです。
やりたいと思っているのに行動に移せなくて、勇気が出ないと悩んでしまい、いつまでたっても行動に移せず、自分は何もできない人間だと自己肯定感が低くなったり、自己嫌悪に陥ることもあります。
そんな刺激探求型繊細さんが気楽に生きるための2つのポイントがあります。
気楽に生きるための2つのポイント
①自分の気持ちを書きだす。
この行動は繊細さんの記事でも紹介しました。自分の気持ちを書き出す事は、気楽に生きるために繊細さんみんなが効果を得られる行動です。自分の気持ちを書き出す事で、客観的に自分を見る事が出来ます。客観的に自分の事を見て、理解出来たら、否定せずに自分を認めてあげてください。
ここでいう認めるの意味は、人よりも敏感な自分が周囲に溶け込もうと頑張りすぎているから苦しいんだと、自分自身で認める事を言います。自分自身で認めてあげる事が出来たら、日頃感じている不安も少しずつ解消していくことが出来ます。
②自分の最低ラインを知っておく。
やる気のある日とない日の差が激しいと感じる人は、自分の最低ラインを設定し、それがクリアできれば十分であると、自分を肯定する事で、気持ちを楽にすることが出来ます。例えば、布団から出て朝ごはんを食べた。だけでもOKです。自分を許してあげる事が、なにより大切になるので、それが出来れば、より穏やかに過ごすことが出来ます。
まとめ
繊細さんの中にも、刺激を求めてしまう繊細さんがいます。
刺激を求める事は、決して悪い事ではありません。
もし、疲れてしまった時は、気楽に生きるためのポイントを試してみてくださいね。
次の記事では、HSE型HSPさんをご紹介します!
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