繊細さんであることに気づくことができ、受け入れることができたアナタ。
自分自身が繊細さんであることを自覚したのは良いものの、その後も自分が繊細さんであることが嫌になったことはありませんか?
そこで今回は、繊細さんであることに自覚したが故に生じる葛藤とその葛藤の軽減方法をご紹介します。
繊細さんの葛藤
○自覚したはずの繊細な自分が嫌になる
繊細である自分を自覚し、病気でも、悪いことでもないのに、良い方向に行かないと悩んでしまいます。
繊細さんであることを気づき、その特徴を知ってしまうと「また気にしすぎている。」と繊細である自分に敏感になってしまいます。更には、気にしなくても良いとわかっていることを気にしてしまいっている自分に気づくこともあります。
例えば”つい考えすぎてしまう癖”です。
繊細さんは、あらゆる物事を大小関係なく深くまで考えます。深くまで考えてしまうため、周囲からすると考えすぎではないのか?と思われることも、しばしばあります。
しかし、無意識のうちに考えてしまっているので考えないでいることはできません。それだけでなく、深くまで考えすぎてしまい、その考えが自分の中で上手く処理できなくなってしまうこともあります。
そうなってしまうと、収拾がつかなくなってしまいます。繊細さんは自分の中で処理できなくなってしまうとパンクしてしまい、最悪の事態として、身近な人に八つ当たりをしてしまいます。
そして、八つ当たりをしてしまったことを後悔し、その原因を深く考え「自分はダメな人間だ」と責めてしまうことがあります。
自分自身が繊細さんであることを自覚した時は、病気じゃないんだ。大丈夫なんだ。と救われたと思います。しかし、自覚してからは、繊細さんである自分を正そうと、必死になろうとしてしまう場合があります。
これは繊細さんである自分を自覚したからこそ思い描いてしまう理想と、非繊細さんの考え方を知ったからこその葛藤です。
葛藤を軽減させる方法
○葛藤の原因を知る
先ほど紹介した葛藤は、どこから来ているものなのか。その原因を知ることから始めましょう。
葛藤の原因として考えられるのは2点です。
1点目が、「分かっているのに行動できない自分への腹立ち」
2点目が「繊細さんである事を受け入れた後の理想の自分と現実の自分」
更に1点目と2点目を深掘りしていくと、共通している点があります。そこが葛藤の原因となっています。
それは「自分に厳しく、理想が高すぎること」です。
原因が判明したところで、軽減させる方法をご紹介します。
○実践方法
葛藤の原因が「自分に厳しく、理想が高すぎること」とわかりました。そこから、どのようにして葛藤を軽減させていくのかを考えましょう。
まず、原因を知ってからすることは”繊細である自分を受け入れる前と後で成長できる部分を見ること”です。
自分に厳しく、理想が高すぎることは悪いことではありませんが、葛藤の原因になってしまっていたり、自分を苦しめてしまう原因になってしまっていることはよくありません。そこで、繊細であることを受け入れる前の自分と受け入れた後の自分を思い出し、どういった部分で成長ができているのかを書き出します。必ず、成長できている部分があります。
成長ができている部分を書き出した後は”目先の目標を設定”します。自分に厳しく、理想が高すぎるというのは、自分の中で思い浮かべている目標が高すぎるが故です。なので、達成できる目先の目標を設定します。そうすることで、少しずつ自分の中で成功体験が蓄積されて、葛藤も減っていきます。
また、目先の目標を設定した際には、1日の終わりにどの位目標に近づけたのかを振り返りましょう。もし仮に目先の目標を1日ずつ達成できるものにするのであれば、1日の終わりに振り返りを行い、次の日の目標を設定しましょう。
まとめ
今回は繊細さんの葛藤と軽減方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
繊細である事を受け入れた後も、さまざまな葛藤に悩まされることが多いかと思います。今回の記事で、少しでも葛藤が軽減されると嬉しいです。
皆様が生きやすい世の中になりますように。
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