繊細さんは、人の感情や纏っている空気の変化を敏感に察知できるという特徴を持っています。
また、繊細さんは責任感が強く、自分よりも他人を優先して考えることから、1人でたくさんのことを考えてしまい、ストレスを溜めてしまうことが多々あります。
そこで今回は、繊細さんにオススメのストレスを溜めない考え方をご紹介します。
ストレスが溜まる考え方
ストレスを溜めない考え方をご紹介する前に、ストレスが溜まる考え方をご紹介します。
状況把握ができていない
何かを考えるとき、考えるもとになる事柄が必ずあると思います。
例えば、仕事で会議に参加しているときに上司が不機嫌になり、怒ったという事柄があったとします。
その際に、きちんと状況の把握ができていないと、突然上司が不機嫌になり、怒り出してしまった。自分が何かしてしまったのだろうか。と漠然とした自責の考えが出てきてしまいます。
1つのパターンでしか考えられていない
何か事柄を考えるとき、1つのパターンで考えてしまうと同じ考えをループしてしまい、解決策が出てこず、
ずっと考えてしまうことになり、最後には自分が悪かったのではないかと自分を責める結果になってしまいます。
そうなってしまうと、本来考えるべき目的からズレてしまいます。また、自分を責めるというストレスになります。
以上がストレスが溜まってしまう考え方の大きな特徴です。
もし貴方が上記の考え方の特徴に当てはまっていたら、次に紹介するストレスを溜めない考え方を実践してみてください。きっと楽になるはずです。
ストレスを溜めない考え方
状況を把握し整理する
考える事柄の状況を把握し、それが発生した順番に書き出して整理をします。
先ほど紹介したストレスが溜まる考え方の例に挙げた、会議中に上司が不機嫌になり、怒り出したという状況で考えてみましょう。
まず、会議がどんな議題であったのか。何人での会議だったのか。どんな順番で会議が進んだのか。
上司が不機嫌になり始めたときの前後のやりとり。怒り出したときの前後のやりとり。
これを思い出せる分の全てをできるだけ詳細に書き出します。
そうすることで、上司の不機嫌になるきっかけやそのときに発生していた事柄を明確に把握でき、考え始めるための情報を整理することができます。
感情の流れを思い出し、書き出す
状況を把握し整理することができたら、次は感情の流れを思い出し、書き出しましょう。
状況を整理したものの流れに沿って、上司はどんな感情だったのか。一緒に会議に参加していた人の感情はどうだったか。を思い出して、書き出します。感情の流れを書き出すことで、その状況の雰囲気を知ることができ、
何をきっかけにして感情に変化が生まれたのかが明確になります。
様々なパターンに分けて考える
状況の整理、感情の流れの書き出しができたら、様々なパターンに分けて考えてみましょう。
上司が不機嫌になったとき、誰かの発言がきっかけになっていたとしたら、
そのときの上司は何を思い、何を感じて不機嫌になったのかを考えます。
議題に沿っていない発言をしたから腹を立てたのか。上司の意見を全て否定されたから悲しくて不機嫌になったのか。など不機嫌になったという事柄に対して、ただ単に腹を立てたという考え1つで終わらせるのではなく、
悲しくて不機嫌になった・ムカついたから・困惑したからなど、複数のパターンに分けて考えられます。
怒り出したときのことも同じように様々なパターンに分けて考えてみると、上司の思考性が見えてきます。
このように様々なパターンで考えることによって、相手の考え方や気持ちの変化のパターン予測ができ、
自分が何かしてしまったのだろうかという曖昧な自責の考えは無くなります。
また、上司が不機嫌になった際に、今回はこれかな?と予測できるようになるので、考える時間も減り、
ストレスの軽減につながります。
まとめ
今回は、ストレスを溜めない考え方をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
何を考えても堂々巡りになり、解決できずモヤモヤしてしまったり、自分のせいではないかと自分を責めてしまっている方は、是非、今回ご紹介した考え方を実践してみてください。
初めは時間がかかってしまうかもしれませんが、この考え方を続けていくことで、客観的かつ冷静に物事をみることができるようになります。
また、他人の気持ちや発言に対して過剰に反応してしまうことも減っていきます。
少しでもストレスの少ない日常になりますように。
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